発達障害がなんかやる

興味のあることを手あたり次第 かじっていくブログ

ちょっといい「朱肉」

 どうもこんにちは、スリム侍です。

 連日の睡魔もやっと少し収まり、何とか訓練へ向かう事が出来たわけですが、訓練、からの市役所、からの面談とコンボが重なりもうへとへとです。

 

 コンボのわりに各々間に1時間ぐらいあったので「何か…何かいい事がないとやってられれん…!」と思いぶらぶらしていると目の前にはんこ屋さんが。ちょうど印鑑入れの朱肉がボロボロだったので朱肉を買いに行ってきました。

 

(愛用の印鑑入れ、もう5年ぐらい使ってたので朱肉がカスカスに)

 

 

 さて、こじんまりしたいかにも町のはんこ屋さん(+鍵屋さん)という雰囲気のお店に入ると、あきらかに雅さをまとったマダムが数万円の支払いをしている所だったので「はんこ屋さんで数万って何だ… 象牙…?」とか考えながらしばらく待っていると、そうこうしないうちに終わったようでどうぞとの声。場違いな所に来てしまったのではないかと戦々恐々としながらプラスチック製の印鑑入れを店員さんに差し出し「この朱肉が…」と消え入りそうな声で尋ねました。すると、

 

「こんな安っぽいもんウチに持ってくるんじゃねぇ!!!」

 

なんてことは流石に言われず、丁寧に対応していただけました。

 

 ただ、取りに来る時間を伝え値段を聞いた所で「練り朱肉とスポンジ、どっちにしますか?」と聞かれ、私は一瞬キョトン。私の中で朱肉と言えば真っ先に出てくるのはあの真っ赤なスポンジの事で、ちょっといいものは少し重めの陶器の中に入っている布っぽい奴。そんな私は「ネリ…シュニク…?」とフリーズしてしまったわけです。

いつも通りなら「知っている奴を頼んでごまかす」、つまり今回なら「スポンジで!」と言って難を逃れるのがお決まりの一手なわけですが「聞くは一時の恥」という言葉が脳内に浮かび「えっと… ネリシュニクというのは…?すいません不勉強でして…」と自分史上まれにみる腰の低さで、謎の「ネリシュニク」の話を店員さんから聞き出すことに成功しました。

 

 話を聞いてみると、どうやらスポンジとか布にインクをしみこませたあの朱肉とは違い、脂と紙とインクでできた粘土のような物を「練り朱肉」と呼ぶよう。スポンジの物より前に使われていたそうなので、ある意味「朱肉」と言えばこちらが元来の物なんでしょうね。そして察しの通り通常朱肉600円の所、練り朱肉は1100円と印鑑入れのちいさ~い朱肉入れに詰めるだけでも500円の差が生まれるようなちょっと高級品。

 

 値段を聞いた上で悩んでいると、見かねたのか店員さんが「見本がそちらに…」と教えてくれました。(写真は購入後に撮影)

これが普通のよくある布とかスポンジの朱肉、

これがねり朱肉(本当は自分の印鑑を押した所を見せたいのですがさすがに断念)

 

見本の下にも説明が有りますが、本当に「朱色」がきれいに映っていて、結局見た途端一発でほれ込んだので500円上乗せでねり朱肉を買う事にしました。

 

 そしていざ買ってみて試してみると、これがなかなかどうして、500円で手に入っていい満足度を優に超えて来る。「自分の名前がきれいに押印できる」という事がこんなに幸福感を生むとは押してみるまで思いもしませんでした。以前の名刺の話の通り「名前は大事にするもんだ」という人並みの感覚を持っている自覚はありましたが、ここまでかと改めて痛感することになりました。

hattatu-nankayaru.hatenablog.com

 

 色々なブログで「春のおすすめアイテム!」とか「お買い得商品○○選!」みたいな見出しの記事はよくありますが、私からの「春のおすすめアイテム!」はこの「ねり朱肉」とさせていただきます。まぁほら大学生さんとかだと新生活で印鑑使う機会も増えるかもしれませんし、帰宅してからも、ノートにぺったんぺったん試し押しがしたくなるぐらい綺麗に押せる、そんなねり朱肉、本当におススメです。皆さんも是非。

 

 それでは今回はここまで、今日も読んで頂きありがとうございました。

 それでは皆さんまた明日。