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俺たちの「好き」が特盛全部乗せ!「ジョンウィック:コンセクエンス」感想。

 どうも、スリム侍です。

 今日は昨日言っていた通り「ジョンウィック:コンセクエンス」の感想!

 

いやはや 語彙が吹き飛ぶアクションの嵐を全身で浴びて、感想をまとめるのに1日かかってしまいました。ゆっくりしっかりパンフレットも読んだので、本文はそれ込みでのネタバレ感想です。毎回言ってる気がしますが見てない人は見てから読んでくれ!!

 

 


 

 さて…もうどこから話そうか悩むぐらい、そんな盛りだくさんの2時間半でした。

 愛と勘違いに溢れた大阪コンチネンタルの話からにしようか、それともドニー・イェン演じる盲目の達人、ケインの話?もしくは4作を通して描かれた、ウィンストン&シャロンとジョンウィックの友情について…?

 

ああ、語るところが多い!

 

 見る前の想像を遥かに超えたスピードで「ノンストップ」「俺たちの好きなもの」が叩き続けられるこの映画、私の脆弱な言語野ではいまだに感想をまともに述べる事が出来ませんパンフレット掲載の監督インタビューによるとこの映画は「監督の好きの詰め合わせ」らしいんですが、ありがたいことにそれは俺たちに刺さる、刺さりすぎるんだ…!

 

 大阪のシーンから抜き出せば「戦闘後、石段に腰掛け友を待つ盲目の達人」なんか最高以外に言いようがないし、それとは別のベクトルで「相撲取り用心棒」も文句のつけようが無い程に正しい「日本観」! 屋上には「初志貫徹」と書かれたネオンが有りましたが、よくある漢字ネオンとしてみてもイイんですが、シリーズ全体を通して見ると意味ありげに感じられるのも最高なポイント。

「新大阪」ではなく「梅田」なのも「俺たちの好き」をくすぐってくるし、結局辿り着くのは「ウメダ駅のような何か」としか言えない、私たちの住んでいる日本とは違う、どこか別の「俺たちが好きな日本」…。もう逆に日本人には描けない、でも日本人もそういうの好き…つまりは良いぞもっとやってくれ!!!!という感じでした。

 

 しかもここまででまだ半分過ぎたかどうか、侯爵と決着をつけるため、ジョンはベルリンへ向かうのですが、さっきまでの日本を見たことで「これを現地の人はいったいどういう気持ちで見ているのか…」というのはふと疑問。まぁきっと自分たちと同じで面白がっている事でしょうが!そこでは天国と地獄とかいう大仰な名前のクラブで、殺し屋4人の息をのむポーカーが繰り広げられ、そこで前歯がオール金歯の怪しい奴が誤魔化す気のないイカサマを仕掛ける… いやもういい加減にしてくれ!!

しかもこいつがただのイカサマ野郎ではなく、設定上も作中でもガッツリ戦える奴だって言うんだからこれもカッコイイ! スパイダーマンにおける最強のヴィランは?」という問いに「キングピン」の名前がよく上がりますが、彼を彷彿とさせるキャラデザインと戦い方はもう「こういうの好きだよねぇ… 俺も好きだよ!!」以外に言いようがない!「主人公としてこういうのが好き」があるなら「悪役としてはこういうのが好き」も当然あるわけで、それを地で行っていたのが最高過ぎました。

 

 そして終盤、舞台はパリに移るわけですが、ここからはもう各々で見ほしい…。ここまで語って私のHPはもうゼロなんだ…。 暗殺指令を放送する謎めいたDJとか、誰も見たことのない長さの階段落ちとか、ドラゴンブレス弾が乱れ飛ぶ銃撃戦とか、凱旋門の周りで繰り広げられるカーアクションとか…。これの良さを、完全に語れるほどの語彙力は残念なことに私にはなく、修練不足を痛感するばかり。

「是非見てほしい」

それだけは言えるので本当に本当に本当に上映している間に見に行ってくれ…!

 

 また、全編通してジョンを追跡する犬連れの暗殺者「トラッカー」も現実的な考え方と情に挟まれたとても良いキャラクターでしたし、ホテルの廃棄を告げる「告知人」も謎が多いのに好感が持てるという不思議なキャラクターでした。当然ドニー演じるケイン真田広之さん演じるシマヅは、これでもかというほど私のをブッ刺してくる…。

映画の上映と同時に「ザ・コンチネンタル」というウィンストン&シャロンの過去話スピンオフが公開されましたが、今名前を挙げた彼ら全員分のスピンオフを何としても作ってもらいたい…!!! そう思ってしまうほどに魅力的なキャラクター達でした。

 

 上映期間が多分もう少ししかないのですが、もう一回見に行くかを悩んでいます。とりあえず見ていない人は、映画館に走れ!!という事で、感想を閉じさせていただこうと思います。

 

もう見た人は、せーの一緒に、

ジョンウィック~、最高~!

それではまた明日。