どうも、スリム侍です。
今日は今更ながら「ブラックパンサー/ワカンダフォーエバー」を見たのでその感想記事です。
チャドウィックボーズマン氏を失い、皆どうなる事かと思っていた本作ですが、それに対する明確なアンサーを端々から感じることができ、シュリや登場人物達の「死」との向き合い方も真に迫っていてとても良かったです。
※ネタバレあり〼。
さてさて、まずは今回の主人公シュリ!
ティチャカ王の急死により、突如王位を継ぐことになった「ティチャラ/先代ブラックパンサー」も1作目でかなり困惑していましたが、シュリはさらに若く、規範となる人もいないしハーブもない。と2重、3重苦を抱えてのスタート。
当然スムーズに王/ブラックパンサーにはなれるはずもなく、女王である母への反抗や、科学への熱狂で死と向き合うのを避けてしまう、結構終盤までそんな普通の若人のままです。
母の死後は復讐に囚われ、ハーブを飲んだ末に現れたのはキルモンガー。ワンダ(スカーレットウィッチ)の事が有ったので、下手したらこのまま終わってしまうのでは…?と一瞬不安になりましたが、最後には連鎖を断ち切り、本来の弔いをする事ができ、安心しました。
(でもククルカンを生かしておいて本当に良かったのかしら…?)
次は個人的今作のMVP、エムバク!
初登場の際はただただ粗暴で嫌味な男。そんな印象だった彼も前作の後半から輝き始め、今作では完全に「頼れる族長」に。彼以外のワカンダの現指導者層が「キルモンガーを王位につけてしまった」という後ろめたさで控えめなせいか、相対的にも彼のリーダーシップが遺憾なく発揮。
しかも教養を感じられるセリフの端々や、繊細にシュリを気遣うシーンなどもあり、今までのイメージはそのままに、ギャップで魅力が爆発しているようなそんな感じでした。真っ先に転覆した民衆の船に向かって飛び込んでましたしね、彼厳しいけどいい人なんですよ。
最後に新キャラ、アイアンハート!
私は特に前情報を見ないでとりあえず見る!ので「アイアンハートだー!」とテンション爆上がり。やはりアイアンマンとキャプテンアメリカのレガシーは他のヒーローたちのそれとは一線を画す…と思っています。(とはいえ今回の設定ではそこまで関係があるわけでは無いんですけどね)
やっぱりこう「寡黙な老天才科学者」も好きなんですが、めちゃくちゃ軽いノリのいい意味でバカな天才、というのは良いですね。お話がハイスピードで動き出す気がします。
さて、キャラが魅力的な映画はそれで満足。ぐらいの感じですが、当然映画全体通して良かったから感想を書いている!今作のメインヴィランの「ククルカン」もシンプルに脅威度が高く圧倒的でしたし、他のタロカンが一斉に飛んだり壁を上ったりという演出、上記のアイアンハートや他のスーツ「ミッドナイトエンジェル」の空中戦もスピード感があって楽しかったです。
そしてエンド後には「ブラックパンサーは戻ってくる。」の文字。
ククルカンはまだ生きているので、次回作でククルカンとタロカンがどうなるのか、楽しみですが…少し不安ですね。
それでは、今日はここまで。読んで頂きありがとうございました。
皆さんまた明日~。